『恋の煙』 チャットモンチー
③。いやぁー爆弾ですなこりゃ。
という事で、チャットモンチーの1stシングル『恋の煙』(3月1日発売)。
昨年11月に、アルバム『chatmonchy has come』でメジャーデビューを果たした3ピースガールズバンド。
今回それを受けて、満を持しての1stシングルリリースとなりました。
橋本絵莉子の幼く自棄っぱちなボーカルが、
曲に広げられた、酸っぱく出っ張っている歌詞が、
そして鈍く深く響き渡る、オルタナティブロックサウンドの、そのすべてが一つになり、何かとてつもなく大きなものをひしひしと感じずにはいれなくなります。
何が待っているか分からないお化け屋敷に、怯えながらも一人きりで立ち向かった・・・そんな幼稚じみたちっぽけな恐怖と闘志を抱えていた幼少の頃に戻ったような気分に陥らせてくれる、常に”新しい”感覚をくれる、常に”未知”なバンドです。
いやぁ、昨年のアルバム時から注目してたんですが、今回も素晴らしい世界をみせてくれています。
前作の流れを吸収して、前作以上に熱いロックチューンに。
今回の注目点は、やはり歌詞でしょう。主人公の女の子が一人の男の子に想いを寄せている設定なんですが、この子が恐ろしいほどに強気で健気で危険なんです。
『二人よがりになりたいな 当たりくじだけのくじ引きがしたい』
この1フレーズでやられてしまいましたが、何か。 ぁ
こういう”夢見る女の子”的な内容の楽曲って、歌い手によって全く印象が異なってくるんですけど、今回の場合、Vo.の橋本のまだまだあどけないボイスが本当にジャストフィット。 ナイスですw
今後も一時も目が離せない、チャーミング・バンドです。イチオシ!^-^
★★★★★★★★★★