期待のヒカリ #14 『NIRGILIS』 | 音丼屋~New Release&Black~

期待のヒカリ #14 『NIRGILIS』

日本にマッシュ・アップ旋風を巻き起こす!?




という事で、期待のヒカリ14組目は『NIRGILIS』(ニルギリス)


岩田アッチュ(Vo.)・栗原稔(Bass)・稲寺佑紀(Drums)・伊藤考氣(Guitar)からなる4人組バンド。

ロックのほかにテクノ・ファンク・R&Bなど、様々な要素を含んだ音楽性を持っています。

インディーズで活動を続けた後、2003年10月に『真夜中のシュナイダー』でメジャーデビュー。

以降コンスタントに活動を続けるが、今年に入り、TOY'S FACTORYだったレコード会社をSony系列のDEF STAR RECORDSに移籍。その移籍第一弾シングル『sakura』(06.03.01)が早くも話題を集めています。


なぜかというとこの『sakura』、マッシュ・アップという海外でとても話題になっている手法を取り入れているんです。



マッシュ・アップとは、『2曲以上の曲を合わせて1曲の曲に仕上げる』というリミックススタイルの一つ。

今回の『sakura』の場合は、あの故・本田美奈子も歌った名曲『AMAZING GRACE』を2曲のうちの1曲に使用。もう1曲はNIRGILISオリジナル楽曲(『sakura』のベースになっている楽曲)で、それを合わせた(マッシュ・アップした)ものが今回の『sakura』なんだそうです。まぁ仕上がりを聴くと、『あれ、これってサンプリングと一緒じゃないか』と思う方もいるかもしれませんが、それとはまた一つ違ったものらしいんです。


俺もこの2つの違いについてはハッキリ明言出来ないんですが、おそらく、


サンプリング・・・1つの楽曲から部分的に引っ張ってきたネタ(音声ソース)をコントロール、つまりイジって加工を施してトラックに使用する。あくまでも楽曲の材料の内の1つの要素にすぎないので、あくまでも脇役。


マッシュ・アップ・・・2曲以上を合わせる、つまりまるまる1曲+1曲ではじめて成り立つ手法。ネタ元が『サンプリング』に比べてあからさまに楽曲に反映されてるような気がする。というか、普通にメイン楽曲とネタ元楽曲が同時進行してる印象。メイン楽曲とのダブル主演と言ったら分かりやすいかも。(ダブル浅野・・・ ぁ


かなぁ。自信ないや。 でも確かに『サンプリング』とはちと違うなぁという印象は抱きました。

『自分はこう思う!』って方、もしいらっしゃいましたら、是非貴方様のご意見も教えてください!


マッシュ・アップは、最近ならいち早く布袋寅泰とRIP SLYMEが、お互いの楽曲を持ち合わせて『BATTLE FANKASTIC』を発売したのが記憶に新しいですが、発売当初は。両方楽曲を知ってる分、どーも深くまで感じ取れたものがなくて。でも今聴き返すと、ほーよく出来てるなぁーって思いますね。



そんな今作は、TBS系アニメ『交響詩篇エウレカセブン』OPテーマ

マッシュ・アップという単語同様、かなり新鮮に聴けました。
『AMAZING GRACE』の壮大で神秘的な一面と、『sakura』の明るくポップな一面が交わって、全く新しい世界を繰り広げており、様々な感情を湧き立たせてくれます。

Vo.のアッチュの一癖も二癖もあるガーリッシュでどこか刺々しい歌声・歌いまわしは、この楽曲には最重要要素といえると思います。

PVも、コミカルな部分とシリアスな部分の二面性がよく現れており、こちらも注目!



もう聴かなきゃ・見なきゃわかんねぇよ!っていう方は、こちら(マッシュ・アップの概要) をご覧になるか、一番下のNIRGILISの公式ページにて試聴してみてください。



ここ数年、音楽業界では毎年のように『さくら旋風』が巻き起こっておりますが、今年はインターナショナルな流れを汲んだお洒落な『さくら~sakura~』が大暴れしそうな予感です。


ちなみにこのNIRGILIS、過去には渡辺美里の『My Revolution』とマッシュ・アップした『マイレボ』をEPにてリリース済。こっちも聴きてーw


NIRGILIS 公式ページ(試聴できます!)



期待度 ★★★★★★★★★☆
こんなアーティストが好きな方に! ORANGE RANGE・SHAKA LABBITS・UA・aiko・クラムボン・HOME MADE 家族 



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