『Call me Miss...』 Crystal Kay | 音丼屋~New Release&Black~

『Call me Miss...』 Crystal Kay

(*´д`*)パッション!!な新作!


Crystal Kay
Call me Miss...


という事で、Crystal Kayのニューアルバム『Call me Miss...』(2月22日発売)。


いやぁ、今年になって今のところ一番の注目株っすわ。昨年は『恋におちたら』で大ブレイク、その後の『Two As One』もヒットしたわけなんですけど、やっぱり日本で売れるには必須条件といっても過言ではない”軽ーいポップス”になってしまった、っていうのは否めないところですよね。


んで、その音楽性に関しては、俺もあまり賛同出来ないんですけど、別に反対もしないよって感じで。だからブレイクした後の楽曲も好きですし。


でも先日発売された『Kirakuni』聴いてそんな考えが一気にぶっ飛んでしまいました。

『やっぱCrystal Kayはこうでなくっちゃ!』と、一人でおかえりなさいの万歳三唱しましたとも。 ぇ



まぁ冗談はこの辺にしますw 今回のアルバムは、『恋におちたら』『Two As One』のような純ポップ路線と『Kirakuni』のようなブラック路線が融合した心地いい空気が漂っているアルバムです。

比率でいえば、ブラック要素の方が若干多いような気がします。 でも案外サラーッと聴けちゃうという。



収録曲(シングルはオレンジ・カップリングは緑・注目曲は赤・シングルかつ注目曲はピンクで表示しています。)

1.Baby Girl
2.Kirakuni
3.恋におちたら
4.Hero
5.テレパシー
6.KTK
7.I Know
8.nobody but you

9.Together
10.fly to you
11.きっと
12.Two As One
13.Happy Life
14.涙があふれても
15.Kiss(Orchestra version)



初っ端からのコテコテR&Bチューン①『Baby Girl』

ジャム&ルイスプロデュースでもはやお馴染み②『Kirakuni』

この曲で遂に大ブレイク、30万枚を売り上げたキラキラポップチューン③『恋におちたら』

再びディープなR&Bナンバー、音使いがコミカルな④『Hero』

タイトルは『倦怠期』の略語、彼女自身が作詞作曲を担当したギターストロークが爽快なアップ⑦『KTK』

m-floの『miss you』そっくりな切ない系パーティーチューン⑧『I Know』

テレ東系トリノオリンピックテーマソング⑨『Together』

彼女の名バラード『Motherland』を大胆サンプリング、three NATIONの『OLIVIA once again』を思い出させた⑩『fly to you』

このアルバムの看板バラードになりそうなスウィートな⑪『きっと』

彼女初の、ヴォーカリストのコラボレーション、TOYOTAのCMソングでも話題になった⑫『Two As One』

映画『ダークウォーター』主題歌、胸を裂かれそうに切ない旋律がラストを儚く彩る⑭『涙があふれても』

そして昨年のシングル『Kiss』を、オーケストラ・アレンジで歌も録り直した⑮『Kiss(Orchestra version)』は初回盤のみ収録。



・・・と、前作に劣らず、実に様々な楽曲に挑戦、そして自ら作詞作曲も多数手がけるという、まさに彼女の成長・進化を窺うのに最適なアルバムです。声も着実にかなーり色っぽくなってますし、

ブラック要素がかなり濃かったのも、古株ファンにとっては、かなり嬉しいと思いますよ!


駄点は特に気にならなかったんですが、強いて言うなら中盤歌い方が少し単調だったのがひとつ悔やまれるなぁと。雰囲気が似た楽曲が続いてたので、そこはメリハリをつけてほしかったです。


そんな彼女も2月25日に20歳の誕生日を迎え、大人の仲間入りって事なんですが、これはまさに大人になるまでのイノセントな彼女の魅力が凝縮されたちょっぴり甘酸っぱいアルバムです。必聴です^-^


総評 ★★★★★★★★★☆



Crystal Kay 公式ページ(全曲試聴あり)